東京からブエノスアイレスまで33時間! 食事は6回、1日が36時間になった7月1日

南米に行ってみたいなあ。

最初の海外はスイスでヨーロッパ、韓国のアジア、オーストラリアはオセアニアと続いたのでそうなると次は南米、となるのが自然でした。南米と言えばブラジルが代表的ですがブラジルでは行きたいと思う場所が思いつきませんでした。他の国も特に思いませんでしたがこの国だけは違いました。

アルゼンチン、丸の内線

なんでアルゼンチンで丸の内線?と思いますが実はもともと日本で走っていた丸の内線の車両がなんとアルゼンチンのブエノスアイレス地下鉄で走っているという情報を子供のときから聞いていたのです。写真は地下鉄博物館に展示されてる1954年の丸の内線開業時に走っていた300形。その後に見た目は同じの500形、700形が登場しました。

しかも今年2024年は丸の内線が開業して70周年、営団地下鉄が東京メトロになって20年という節目の年でもありましたがこの車両が最後にアルゼンチンに渡ったのが1996年。アルゼンチンでももう新車になってるんじゃないか?と思ってました。

まだ走っていました。

これは現地のニュースサイトで知ったことなのですが2023年に現地で走っている旧丸の内線の車両を置き換えるという計画があり新車導入のため国際入札を計画してましたがそれがなんと経済情勢の影響で延期されてました。つまりはまだ走っていることになるのですがいずれにせよ新車になる。行くしかない、20代最後の海外はアルゼンチンに決定しました。

目次

1 エミレーツ航空で乗り継ぎ先のドバイへ

2024.7.1

羽田空港(0:05)→ドバイ国際空港(5:45) EK313便

この日羽田空港からアルゼンチンへ向けての長旅が始まりました。最初はエミレーツ航空で10時間40分かけて乗り継ぎ先のドバイへ向かいます。日本から南米は直行便がないので乗り換えが必要になります。というか遠すぎて一発では届きません。エコノミークラスは満席で私は通路側を事前指定。窓際なんて絶対選ばない!その理由は初めての海外スイスへの機内でのことがあったから(笑)

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機内のモニターで安全に関するビデオ。アラビア語と英語での案内がありましたが去年のスイスの時とは違い実写映像でリアルになってたのが大きく変わりました。

離陸して1時間ほど経つと夕食が出てきました。この日はマカロニのパスタにコーンのサラダ、チーズ、パン類が出てきました。夕食ですが自分からしたら夜食のようなもの。ちなみに日本を出国前に食べたのはJR系列のいろり庵きらくのちくわ天そば。

夕食後は機内が暗くなり寝てましたがエコノミークラスで座ったままなので思うようにぐっすり眠れない…。離陸から約5時間後、モニターで確認すると飛行機はタイ上空を飛行中。

おはようございます。機内は明るくなり着陸まで2時間ほどの朝食が提供されました。朝食は鯖のごはんとフルーツ類が出てきました。鯖は堅めでしたが味はよし、甘味はフルーツ、ムース、カップケーキ、ソイジョイ。

2 飛行機に20時間!途中ブラジルに寄る

着陸直前。機内モニターには乗り継ぎ便の案内が表示されました。私の目的地ブエノスアイレスはターミナルCですね。

着陸後は乗り継ぎのためターミナルを移動。ドバイ国際空港はとても広いですが去年のスイス旅でも同じ経験をしてるのですぐわかりました。バスに乗り継ぎ手荷物検査を通り抜けましたがここでちょっとトラブル。

トイレが埋まってる

どうしても飛行機に乗る前に用を足したかったのですがどこもトイレは埋まってました。手荷物検査を受ける前もトイレはあったのでそこですればよかった。飛行機でもトイレはあるのですが行けるときは限られるのでトイレは行きましょう、ゼッタイ。

ドバイ国際空港(8:05)→エセイサ国際空港(20:55) EK247便

飛行機に乗れるようになりましたが搭乗口は混雑。ゾーンごとに分かれて本来は搭乗するのですがそれはないので混雑がひどいことに。中国人らしい方がとても多く荷物もたくさんだったので棚に収納するのに四苦八苦で結局出発時間を過ぎてもまだ搭乗してました。この時になると飛行機上の収納棚も満杯でCAさんと一緒に空いてるところはないかと機内のあちこちを探し回りまわってました。ほんとは私も棚に荷物を収めて足元を広く使いたかったのですが諦めました…。機内では時計をブエノスアイレスモードにして現地時間は夜中の1時20分。到着予定は21時前で20時間近くの飛行機生活の始まり始まり~!!

機内モニターを見ると最初の目的地はブラジルのリオデジャネイロ。この飛行機はブエノスアイレスまで飛びますが途中停車があるタイプの経由便なのです。20時間近くのフライトは私にとっては人生最長のフライト。

人生最長となれば人生最短のフライトも思い出深いものです。それは2年前に乗ったJAL系列の琉球エアコミューターの南大東島から北大東島のフライトで飛行時間はたった6分。この飛行機の面白いところは一つの機体で那覇→南大東→北大東→那覇と三角形のように飛ぶので今回と同じく途中停車のある経由便なのです。この路線は2024年7月31日をもって南大東~北大東の区間が廃止。

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話はそれてしまいましたがブエノスアイレスへ向かう飛行機は定刻よりも30分以上遅れて離陸。その後に機内食が提供されましたがこの日2度目の朝食。チキンと卵のライスにフルーツなどが出てきました。正直不要なのですが美味しかったので完食。

昼間のフライトですが機内は暗くなりお休みモード。しかも途中気流の乱れる中を通過して何度もシートベルト着用サインが点灯。トイレは施錠されていけませんでした。シートベルト着用サインが消灯すると待ってたぞとばかりにトイレ前には10人近くが行列を作ってました。私もトイレに行きたいときがありましたがそこは我慢。苦しいのはみな同じ。

昼食はタイ米とカレーらしいものにおいしいケーキ。ドリンクは酒もありましたが私はコーラをチョイス。オレンジジュースとアップルジュースは必ずあるので迷ったら3つの内のどれかを言えば大丈夫。

機内食でも十分でしたが乗客の中国人の中にはギャレーでとってきたお湯でカップラーメンを作ってました。さらにギャレーにはスナックがあるのでエコノミークラス症候群予防のため機内で運動がてらギャレーまで歩いてパクリ。

機内エンターテイメントは充実してて特にこの2048というパズルゲームが最高。数を足して2048にするという単純なゲームでしたがはまって気づいたら1時間近くやってました。まあ2048になりませんでしたが…。

着陸まで2時間を切り間食のピザ?みたいなスナックが出てきました。日本はこの時夜中の2時でしたが眠くありませんでした。

16時頃、飛行機はアフリカ大陸、大西洋を横断してブラジルに着陸。ここでほとんどの乗客が目的地のリオデジャネイロで降りましたが私はブエノスアイレスが目的地なので飛行機を降りずに機内で1時間以上待機。しかも乗客がいる最中で清掃、機内食搬入などてんやわんやしてました。2年前に搭乗した同じ経由便である南大東→北大東→那覇の飛行機では乗客はいったん降りていました。

17時半を過ぎてリオデジャネイロからブエノスアイレスまで向かう乗客が搭乗してきました。この時点で夜なので空は真っ暗。乗客の装いは上着を着てました。そう、ブラジルは南半球なので季節は冬。アルゼンチンが近いので私も上着を1枚着てブエノスアイレスへ飛び立ちました。

そして夕食かつ7月1日最後の食事。チキンを選んだらお米が出てきて甘いものも充実。この日だけで朝食2回、昼食1回、間食1回、夕食2回と飛行機内で合計6回の機内食を食べましたがすべて完食。どれも美味しくいただきました!

音楽を聴いてる最中に着陸のサインが点灯して定刻より45分遅れでブエノスアイレスのエセイサ空港に着陸しました。東京から33時間以上の移動は修行という言葉がぴったりで2年前のJGC修行で羽田那覇を2往復とは比べ物にならない、というか遊びに感じるほど(笑)

しかも時差が東京と12時間あるので本来は日を跨いで朝のはずですが夜。眠いはずなのになぜか元気!!

アルゼンチンの入国審査は審査官とのやり取りが必要で泊まるホテルを聞かれて無事入国。

エセイサ空港の外に立ってみましたがとてもきれいに輝いてました。そしてここから市内へ移動するのですがエセイサ空港はなんと鉄道がとおっていません!なので市内へは路線バス、シャトルバス、タクシーのいずれかになります。

スマホでルートを調べようとするとなぜか圏外。あれ?楽天モバイルが使えると思ったのにと思い自分の使ってるOPPO Reno5 AをフリーWIFIにつなげて調べると…。

お使いの機種はご利用いただけません。

なんと自分のスマホはアルゼンチンでは使えないことが判明。スイス、韓国、オーストラリア、香港と今までは使えてただけにとてもショックでした。SIMカードを購入するべきでしたがフリーWIFIにつなげてわかった路線バスのルートを頼りに空港で購入したICカードで路線バスに乗車。

市内まで直結する路線バスはもうなくて途中で乗り換えましたが事前に分かったところと違うところで降ろされて乗り換えるバスも来ませんでした。幸い別のバスが来たので運転士にスマホを見せて何とか乗せてくれました。アルゼンチンのバスは前払いで行先を伝える必要があります。しかも自分が着席してないのにいきなり発進、急ブレーキもえげつなく乗り心地はよくなかったです。海外は雑なのか、違う、日本のバスが親切丁寧すぎるんです。なんとか市内まではたどり着きましたがこの時点で午前1時。

ホテルに何とかチェックインしたので部屋にて両替の実績を見つめます。

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この記事を書いた人

埼玉県在住の乗り鉄です。2011年から日本の鉄道完全乗車を目指し、2022年に只見線で達成しました!ほかにも飛行機に乗るようになってJGCを取得、旅の移動は公共交通を利用します。

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