本日もブログをご覧くださりありがとうございます。今回私は廃線となったローカル線を調べてみるといろいろあることに気づきました。さらに日本中にある空港がたくさんあることに気づいたのですべてではありませんが少しづつ利用してみることにしました。
1 オホーツクを走ってた名寄本線・渚滑線
2023年6月18日
羽田空港(10:45)→オホーツク紋別空港(12:30) ANA375便
北海道に行くにあたって今回利用したのがオホーツク紋別空港で現在東京からのANA直行便が1日1往復出てるのみ。過去には新千歳空港と丘珠空港からも出てましたが利用客の低迷で2007年に廃止。札幌からだと高速バスで4時間以上かかるので東京から2時間以内で行けるこの路線は紋別地域の方にとって命綱のようなもの。
実はANAを利用するのは2014年冬に福岡空港の路線を利用して以来ですがその後はJALなどを中心に使ってました。この紋別空港は自分が利用する空港として32か所目。昼食は朝にイオンで買ったおむすびとサラダ。
オホーツク紋別空港(12:45)→紋別BT(13:02)北紋バス
オホーツク紋別空港に5分遅れで着陸して空港の外では路線バスが待機してました。ありがたいことにこの路線バスはなんと無料、遠軽方面へもバスが出ています(要予約)。
紋別タッチ
最近ANAのステイタス取得のためにマイル修行僧たちが紋別滞在40分で再び羽田に引き返すというのが多くあったらしく利用客は回復傾向。自分は過去に那覇タッチを2回やったなあ…。
紋別市を訪問するのは2回目。その前は2021年の北海道一周の際に23時ごろに着いてすぐにホテルにチェックインして翌日7時前にバスで出発したのであまり思い出がないのです。
なので紋別市内を少し歩きます。すると近くに駄菓子屋さんを発見して中は子供連れでいっぱい!!地方の娯楽がイオンとパチンコなどが多い中子供から大人まで楽しめる場所はとてもいいと感じました。しかも後で知ったのですがこの店は地元の障がい児施設代表者の方が施設の子供たちの買い物の練習の場として作ったそうで感動しました。
えがお屋
〒094-0011 北海道紋別市港町4丁目1−31
月・木・金15:00~18:00 土・日10:00~18:00
火・水定休日
紋別BT(14:05)→滝下(14:53)北紋バス
紋別バスターミナルから私を含めて3名のお客さまを乗せて到着したのは滝上町の滝下バス停。しかしなんにもありません。
今回の目的はここ。草が生い茂っていますが何かあるのでしょうか?
茂みの中に姿を現したのは木の柱でなんか土台みたいのがついています。
真ん中を見るとなんだか坂のように見えます。実はここには国鉄渚滑線の滝ノ下駅がありました。写真の左側にもしかすると線路があったかと思われますがこの状態では駅があるとは思わないでしょう。
渚滑線は1923年に渚滑から北見滝ノ上の間が全通してその先上川まで伸びる予定もありましたが石北線が工事を開始したことでその予定はなくなりました。1980年に国鉄再建法によって第一次特定地方交通線に指定されて1985年に全線廃止されました。現在は紋別から滝ノ上経由で上川方面へ高速バスが走ってます。その後1989年には名寄本線も全線廃止…。
滝下(15:24)→渚滑4丁目(15:58)北紋バス
旧滝ノ下駅から渚滑駅までバスで移動して降りると目の前には東海道本線などで活躍したSLが展示されてました。
渚滑4丁目(16:11)→興部(16:44)北紋バス
その後は旧名寄本線に沿って進んでいく。地元の方でバスは賑わって車窓にはたまに線路や鉄橋の跡が見えました。
興部駅に到着するとそこには2両のディーゼルカー。中はライダーハウスとなっていて無料で泊ることができます。洗濯機も完備で生活には困りません。
興部(17:10)→下川BT(18:15)名士バス
今まで乗った北紋バスは側面に動物が描かれたかわいらしいデザイン。ここからは名寄本線を終点に向けて走ります。運行会社は北紋バスから名士バスにバトンタッチ。
バスは途中西興部村を通りその車窓に昔の学校のような建物が。調べるとゲストハウスとして生まれ変わったようで最寄りのバス停は「民宿ひなた母校前」。
このまま名寄まで進んでもよかったですが私は下川バスターミナルで途中下車。旧下川駅の跡には興部駅で見たのと同じ車両がありましたが車内に入ることはできませんでした。
町で夕食を食べようと見たところ一つの喫茶店が空いてました。ここで頼んだのはチキンカレー、骨付き鳥をカラッと揚げたチキンは食べ応えあり。オーナーの女性は話しやすい雰囲気で地元の方で店内は賑わってました。ちなみに下川町は町の90%が森林の緑が豊かなまち。
コーヒーのアポロ
〒098-1207 北海道上川郡下川町錦町76番地
11:00~15:00 18:00~22:00
火・水・木定休日
下川BT(19:25)→名寄(19:52)名士バス
下川BTからは路線バスの本数も増えるので今回下川町に訪問することができました。夕食を食べたコーヒーアポロを横目に名寄へ進んでいく。
名寄駅に到着して北海道内でこの日初めての鉄道。近くの「二条旅館」にチェックイン。
20時30分ごろに来た名寄駅近くの歩道橋。現在は宗谷本線だけですが国鉄時代は深名線、名寄本線が来てたターミナル駅。構内に機関区があったのでかなり広くその中を旭川行の特急列車が走っていく…。
2 日本のてっぺんへのもう一つの鉄道、天北線
2023年6月19日
名寄(7:40)→音威子府(9:05) 普通 稚内行
翌日は近くのローソンで朝食を調達してチェックアウト。宗谷本線に乗車して音威子府へと向かいます。
音威子府駅に到着。駅構内にはかつて駅そばを販売してた「常盤軒」がありましたが2021年に閉店。自分は一度も食べたことはありませんが真っ黒いそばでかなり人気だったそう…。
構内には天北線に関する展示がありJR東日本の風っこ号も過去に音威子府駅に着た実績があります。この天北線の名前は旧国名「天塩国」「北見国」の頭文字をとったもの。国鉄からJR北海道に引き継がれたものの1989年に名寄本線と一緒に廃線となりました。
バスまでは時間があるので村内を散策。写真は音威子府村役場、人口は約800人ほどの小さな村です。
音威子府(11:20)→自動車学校前(15:21)宗谷バス
乗車券をあらかじめ駅構内の窓口で購入。路線バスに車両はすでに近くで止まってました。
今回走るバスは写真の赤い線のように音威子府から稚内まで進みます。ちなみに鬼志別からは南稚内近くまでは元の天北線は内陸を点線のように進んでましたが2011年にバスを宗谷岬経由に変更されました。このバスに乗車した一番の理由は…。
音威子府~浜頓別間が2023年10月に廃止
この区間は乗客が少ないことから宗谷バスが廃止する予定となっています。とはいってもバスの廃止後は予約制のデマンドバスが運行される予定ですがいずれは気軽に利用できなくなりおそらく運賃も上がります。鉄道の廃線を路線バスで乗るという目標を持った自分としてはあるうちに乗りたかったのです。ちなみに同じ区間を都市間バス「天北号」が走ってますがこちらは引き続き運行されます。
11時20分に路線バスは3名の乗客を乗せて出発。昼食は音威子府の商店で購入した海苔巻きを乗車前に食べました。走っていて思ったのは民家が一軒もないということですがそれでも途中には上音威子府駅があったそう。(12月から3月は列車は通過)
11時40分に路線バスは小頓別に到着してここで一人の乗客が下車。
12時13分に中頓別ターミナルに停まってここで10分間の小休止。かつて天北線で走ってたと思われる車両は塗装が剥げてボロボロ。出発後しばらくして高校生一人が乗車、おそらく浜頓別の高校の学生かと思います…。
12時49分に浜頓別バスターミナルに到着しました。ここでは稚内方面からやってきた音威子府行の路線バスと交換。ちなみに天北線全線を走破する路線バスは上下各1本のみ。バス車内にはUSBのケーブルの差込口がありスマホの充電ができます!!
浜頓別からはお客さまが数名増えてオホーツク海を右手にバスは進んでいきます。途中でこんな光景に出会いましたがよく見るとすべてホタテの貝殻でした。通過する猿払村は日本最北かつ北海道で一番広い村、ホタテの水揚げがとても盛んで今の時期がシーズン。
13時56分に鬼志別バスターミナルに停まってここでも14時10分まで小休止。私は2021年にもこの鬼志別ターミナルに降りておりここで天北線で使われてた鉄道の設備を見学しました。その時の様子は↓
14時55分、日本のてっぺん宗谷岬に到着。ここで一気に20名ほどのお客さまが乗ってきてこの日一番の大賑わい。ついでに音威子府から乗り通してきた1名の乗客がここで降りました。
バスは旧声問駅近くの「自動車学校前」バス停に15時21分に到着。4時間と長いバスの旅でこのバスの乗客の中で一番の移動をしました。同じく3名のお客さまが降りて全員で向かった先は稚内空港。私はここから新千歳まで飛び今晩は札幌に宿泊しますのでこの様子は次の記事で投稿します。ご覧くださりありがとうございます。
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