1 完全乗車達成記念の小出での夜
2022年10月3日
本日もブログをご覧くださりありがとうございます。前回只見線全線乗車を果たしました。その翌日に福島県まで再び戻るのですが少し面白いルートで行きます。
小出駅に到着した後は駅前の「小出ホテルオカベ」にチェックインしました。
小出駅近くで夕食を食べることにしますが今回は「須藤魚屋」という居酒屋に行くことにしました。混雑するそうなので事前に予約をしました。私は酒が飲めないのでとにかく食べることにしました。カウンターでは女将さんが笑顔で応対してくれました。
揚げ物を中心としたメニューですが魚は新鮮でおいしかったです。おにぎりは魚沼産のコシヒカリを使っていてふっくらしてました。なお周辺は集団での飲み会中心で私は一人寂しく食べてました。店は予約客がいっぱいで大忙し。たびたび違うものが運ばれてきたり、私のテーブルの目の前でいきなり酒を作りだしたりとなんだか少し笑ってしまいました。
締めに食べたのはさんまの塩焼き。さんまは熱々で大根おろしと醤油を一緒にするとおいしい。身だけでなく骨も柔らかく骨まで食べました。頭も柔らかい、食べちゃおう。頭までまるかじりしました。すると隣に座ってた50代くらいの男性が驚いた様子で私に話しかけてきました。
さんまの頭まで食べたのは生涯で3人しか見てない。君がその3人目だよ。
隣の男性も私と同じくさんまの塩焼きを食べていたらしく少しの間ですがさんまの話で盛り上がりました。話しかけてくれてありがとうございます。お会計となりウーロン茶2杯と上記のメニューを頼んで4520円。お金を渡すもお釣りを間違えて隣の男性に渡してしまう光景がありました。ちょっとしたハプニングでしたがおちゃめな女将さんで一緒にいて楽しい気分になりました!只見線全線完乗並びに日本の鉄道全線完乗のお祝いに思いっ切って食べられました。只見線に乗ってまた来ます!
須藤魚屋
17:00~22:30
日曜祝日定休
TEL.025-792-0313
小出駅から歩いて13分
2 長いトンネルのその先には…
2022年10月4日
小出で目覚めた朝は晴天で部屋から列車が楽しめるトレインビュー!
小出(7:09)→浦佐(7:19) 普通 水上行
この日の朝はバスに乗るため浦佐駅まで移動しました。朝食はコンビニで済ませました。
浦佐駅東口(7:50)→奥只見ダム(9:05) 南越後観光バス
乗車するバスは奥只見ダムへ行く路線バスですが6月から9月の決められた日と10月1日から11月6日までの期間限定の運行です。尾瀬へのハイキング客が目立ちました。
奥只見シルバーラインの入口が見えました。この周辺に大湯温泉があり温泉街でお客さまを乗せてダムへ向かいます。
奥只見シルバーラインに突入しました。この道路はもともと奥只見ダム建設用道路として1957年に完成しました。ダム完成後は電源開発㈱が保有してましたが1969年に県に譲渡されてその後有料道路だったものの無料道路となりました。全長22.6㎞のうちトンネル区間は18.1㎞を占めていて19本のトンネルがあります。スノーシェルターでつながってる箇所もあるので実際はトンネルがとても長く感じてしまいます。
奥只見シルバーラインの長いトンネルを抜けると緑豊かな自然が広がります!
バスは定刻で奥只見ダムに到着、駐車場がかなり広いです。
奥只見湖を周遊する船に次は乗るのですがダムの上にあるのでスロープカーに乗車しました。実は奥只見ダムは2度目の訪問でその前は小学生の時にボーイスカウトの舎営で訪れました。当時このスロープカーを見て仲間が「へんてこりんぐるま」と言っていました(笑)
スロープカーからは奥只見ダムの絶景が良く見えます。壮大で本当にでかい!奥只見ダムの下流には前日に行った田子倉ダムがあります。その時の写真は下記リンク参照。
チケットカウンターで船とその先の尾瀬沼山峠までのバスのチケットを買いました。今回は魚沼市観光協会に事前にメールで申し込みをしました。船とバスがセットで3100円となっていて個別に購入するよりも少し安かったです。
奥只見ダム(9:25)→尾瀬口船着場(10:05) 奥只見湖遊覧船
遊覧船に乗船して湖をゆらゆら。自然の風を感じながらの船は気持ちいい!
3 福島県に再び入る、尾瀬から南会津は自然豊か!
湖で揺られて簡素な船着き場に到着しました。スタッフが船から降りてロープで固定して降りた後は背後の階段を上って行ってバスに乗り換え。
尾瀬口船着場(10:10)→尾瀬沼山峠(11:15) 会津バス
階段は思ったより急で少しばかりの運動で50段以上はおそらくありました。上るとバスが到着していて運転士が予約を確認の上チケットを切りました。船からのお客さまを確認後にバスは出発。国道352号線を新潟県ギリギリのところで走った後福島県檜枝岐(ひのえまた)村に突入しました。
尾瀬御池に到着。ここで途中下車をする方も何名かいました。ここまで急カーブが連続したり対向車が来て停まったりして乗り物酔いしかけました。
尾瀬御池から沼山峠まではマイカー、観光バス、タクシーが入れず乗合バスのみが通行できます。途中バスが停まって運転士さんからブナの原生林の案内がありました。バスからしか見れないので本当にきれい!
尾瀬沼山峠に到着しました。ここからはハイキングで尾瀬沼を経由して群馬県の片品村まで歩いていくことができます。
次のバスまで時間があるので七入方面の遊歩道をしばらく散策しました。なんだか遠くまで行けそうな気がしますが山は何があるかわかりません。自分の力を過信するのは危険なのでしばらく歩いて元に戻りました。もちろんですがスマホの電波は圏外で電池の消費が激しいので機内モードにしました。
レストランは周辺にないので朝浦佐のセブンイレブンで購入したパンを食べます。食事中ハチが寄ってきましたので虫よけを持ってくればよかった…
尾瀬沼山峠(12:50)→道の駅尾瀬檜枝岐(13:34) 会津バス 会津高原尾瀬口駅行
ここでは尾瀬沼方面からやってきたハイキング客の団体が大勢乗ってきて満席の状態で出発。半分以上が尾瀬御池で下車していきました。沼山峠と尾瀬御池の間は30分ごとに電気バスによるシャトルバスが運行されていてこちらも立ち客が出てました。
道の駅の近くにはアルザ尾瀬の郷という日帰りの温泉があったので立ち寄って疲れをいやしました。ここには温泉と一緒にプールも併設されています。
森の温泉館アルザ尾瀬の郷
13:00~18:00 (最終受付17:30)
TEL.0241-75-2200
道の駅尾瀬檜枝岐より歩いてすぐ
料金 風呂のみ 大人 700円、小学生以下 300円
道の駅尾瀬檜枝岐(14:29) → 会津高原尾瀬口駅(15:45) 会津バス
路線バスで一時間以上揺られて野岩鉄道の会津高原尾瀬口駅まで乗ります。
列車の時間まで2時間以上あるので駅の周辺を散策。しかしコンビニはありません。
ひん曲がったガードレールを見つけましたがおそらく激突したと思います。夕食を食べようかと調べたらこの周辺に蕎麦屋が一軒だけ見つかりました。しかし行ったら準備中…多分昼だけの営業でしょうね。
会津高原尾瀬口駅に戻ってきました。食堂がありましたが16時で営業終了!この先でも夕食を買う時間がないので仕方なく売店にあったカップ麺と菓子パンを夕食にしました。聞いたところ食堂は終わってましたが座席は使っていいとのことでした。その後売店も17時半で営業終了して店じまい。正直なところ会津高原尾瀬口で食料調達するとしたらこの売店しかありません。
会津高原駅プラザ 憩の家
8:30~17:30 (食堂は9:00~16:00)
TEL.0241-66-2400
会津高原尾瀬口駅隣接
ICカードエリア外なので窓口できっぷを購入。特急券はチケットレスで1回限り変更可能なので駅に着いた時点でその先で乗る早い特急に変更するはずでした。しかしログインをする際にパスワードを間違えてアカウントロック!止む無く会津高原尾瀬口駅周辺でで2時間以上待つことになりました。
会津高原尾瀬口(18:06)→春日部(20:29) 特急リバティ156号 浅草行
列車に乗る前は駅舎内でハイキングの方と話し合って只見町や尾瀬の話題で盛り上がりました。列車に乗車した後は検札を受けてお菓子を食べて新藤原からぐっすり就寝、気づいたら東武動物公園でした。今回は只見町を経由して新潟の魚沼から尾瀬に抜けましたが尾瀬には便利な手段があります。
尾瀬には東武鉄道で「尾瀬夜行2345」という列車が運行されていてシーズン中は浅草駅を夜間に出発して早朝に会津高原尾瀬口駅に到着してバスに乗り継いでゆっくりと尾瀬を満喫できます。尾瀬のシーズンは終わりますが冬にはスキー客向けの「スノーパル2355」が運転されるかもしれません。尾瀬のその先には大内宿や会津若松など風情を感じられる観光名所が数多くあります。詳しくは下記のリンクをチェック。
今回の旅行では現金を持ち合わせました。普段はキャッシュレス派の私ですが現金が必要な個所が多いこと、万が一のことを考えました。さらに乗り鉄を始めた当時は現金派だったので当時を思い出して使ってみることにしました。そして現金を2日間で使って感じたことがあります。
お金を使ったことを実感できた。
最近はキャッシュレスをメインにしていますが便利な代わりにお金を使ったなあという実感がありません。今回は事前予約したホテルや乗車券を除いて全て現金を使いました。現金は小銭が増えるし持ち歩かないといけないので不便です。しかし使った実感がわいてなおかつ人や訪問した町の役に立ったことを感じました。旅行は便利になるよう行動するのが一番ですがあえて不便な方法を取るのも私としては面白かったです。キャッシュレスと現金はどっちがいいのかというのはその時の状況によりますし長年日本中を旅した私でもまだまだ分かりません。
今回は全線再開した只見線をメインに奥会津を満喫できました。本日もブログをご覧くださりありがとうございます。一瞬読んでくれただけでも力になります!
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