本日もブログをご覧くださりありがとうございます。前回ブエノスアイレスを訪問して地下鉄を走る旧丸の内線車両に会ってきました。2日のブエノスアイレス滞在の次はニューヨークを訪問、この日は独立記念日。
1 ニューヨークの街は
2024.7.4
エセイサ国際空港(21:30)→ニューヨークJFK空港(7:20) AA954便
ブエノスアイレス出発後は約11時間のフライト。エコノミー席でしたが狭めの席だったので通路を人が通るたびにこすれました。私は中央の4列席の通路側だったのでこまめに運動がてらトイレ、ギャレーに行ってスナックをパクリ。そうすることで隣に座ってる方がもしトイレに行きたかった場合に行きやすくなります。
着陸の1時間前になり朝食としてサンドイッチ類が提供されました。
予定より早く7時前にニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港に着陸。この日は独立記念日だからか機内は満席でした。
入国審査では指紋採取が行われましたが質問等は特になくそのまま入国。その後は夏服に着替えてブエノスアイレスから着用した冬服をごみ箱に捨てました。審査後はエアトレインに乗車して地下鉄の駅に向かいました。
Howard Beach-JFK Airport→Bowling Green
エアトレインから地下鉄に乗り換えてニューヨーク地下鉄に乗車しました。車両の印象としては少し古いなあといったところ。
ニューヨークの地下鉄の改札口はバーを回転させる方式で日本よりは簡素な感じです。さらにクレジットカードのタッチ決済での乗車が可能になりきっぷはもういりません。地下鉄は1乗車当たり2.9ドルで1週間の中で運賃が34ドル、つまり12回乗車するとそれ以降は追加で運賃がかかることはありません。このシステムは素晴らしいので私としては東京の地下鉄に今すぐに投入してほしいくらいです。カードのタッチは入場時だけで出場時はタッチ不要。
地下鉄を降りてからはStaten Island ferryに乗車してニューヨークのスタテン島に向かいました。30分ごとにニューヨークのマンハッタン地区とスタテン島を結ぶこの船、運賃は無料!
船で航行中に世界遺産の自由の女神を発見。1886年にアメリカ独立100周年を記念して独立を支援したフランス人の募金によって完成。テレビなどで見たことがあった自由の女神が目の前にある、少し離れてもでかいことがわかりました。
スタテン島は島でありながら鉄道が南北に走っており私も何駅か乗車。車庫を見るときれいな新車がありました。ニューヨークの地下鉄の新車は日系の川崎車両が製造していてメイドインジャパンはいろんなところに浸透してるんだなと実感。
マンハッタン地区に戻ってからは写真の場所に行きました。広いプールがあったところにはかつて世界貿易センタービルがありました。2001年9月11日のアメリカ同時多発テロでハイジャック犯による飛行機が突入して火災が発生、ビルは倒壊して多数の犠牲者が出ました。この当時私は小学校1年生でしたがテレビで見た映像は今でも記憶に残ってます。それだけ重大な事故だったことを当時と照らしたらなんか泣きそうでした。祝日なので観光客が多かったですがここは事件が起きた場所なので楽しくというより当時を偲んで散歩。飛行機の保安検査が強化、コックピットの扉の強化もこの事件がきっかけなので飛行機が好きなものとしては必ず訪れたかったのです。
また地下鉄に乗車してましたが扉が閉まって発車後…。
◎$♪×△¥●&?#$!!
車内にいた男性がいきなり大声で叫びはじめて私に近寄ってきました。もしかして俺、狙われるのかな…。
そして自分で傷つけたと思われる左腕を見せつけてきました。もし刃物を持ってたら命を落としてたかもしれませんがその後は落ち着いて次の駅ですぐ隣の車両に移りました。本当は叫ばれた瞬間に隣の車両に移りたかったのですがニューヨークの地下鉄は車両と車両の間を通り抜けることができません。幌はなくロープがかけられてるだけなのです。一時期日本でも列車内で刃物による事件があったので正直恐ろしいところ。ここで感じたことは人気の少ない車両は危ないので人の多く乗ってる車両の方が安心かもしれません。
途中用を足すため駅構内のトイレへ。便器は金属製で座った瞬間冷気を感じました。ウォシュレット?そんなものはありません。今まで世界の鉄道駅のトイレを利用しましたがウォシュレットがあったのは日本だけ。日本のトイレはとても充実してるんです。
そろそろお昼時だったのでスーパーでパスタのお弁当を購入してニューヨークのセントラルパークへ。お弁当は8ドルほどのお手軽な値段でしたがフォークがないことに気づいて仕方なくカミソリをスプーン代わりにして食べました。セントラルパークは休日なので周囲は家族連れやマラソンランナーなどで賑わってました。
セントラルパークタワーが見えてこれは住居用として世界一の472mの高さを誇ります。
ニューヨークの地下鉄は複々線で4本の線路がありますがこれは急行運転をしているから。区間によって各駅停車と急行の線路を分かれる緩急分離を行ってます。東京でいう京浜東北線と東海道本線、常磐線のような方法なので運転本数はかなり多いです。ニューヨークの地下鉄は日本と逆の右側通行。
今度はニューヨーク地下鉄を利用して有名なミューヨークヤンキースの本拠地、ヤンキースタジアムへ。この日は公式戦の開催日だったのでユニホームを着たニューヨーカーでいっぱいでした。
15時ごろになって本日泊まるホテルに到着。エンパイアステートビルが見える位置のビジネスホテルですが1泊27000円超え!まあ円安で祝日だからかな…
U ホテル フィフス アベニュー
373 5th Ave, New York, NY 10016 アメリカ合衆国
チェックイン15:00 チェックアウト12:00
2 夜の地下鉄は面白い!
夜になりニューヨークの街へ。この日は1776年のアメリカ独立記念日のため各地で花火が打ち上げられます。ニューヨークでも西側のハドソン川周辺から花火が21時から打ちあがりました。ニューヨークの夏は20時ごろでもまだ明るく少し離れてるところですが混雑。
花火を見た後は屋台のイタリアンソーセージのホットドックをいただきました。値段は14.14ドルで2324円!(当時1ドル164円)。円安は恐ろしいですな。ちなみにニューヨークの屋台ではクレジットカード決済が使用可能!
夜の23時ごろですが地下鉄は花火見物を終えた人たちで超満員。車内で音楽はNGですが普通にかかってますし誰も気にしません(笑)
ニューヨークの地下鉄をみてみると線路わきにこんな装置がありました。これは打ち子式ATSという信号装置の一種でレバーに車両の部品が当たることによって列車のブレーキがかかるものです。動画のようにレバーが倒れると赤信号が青信号になって列車は進めるようになります。
日本で最初に打ち子式ATSが導入されたのは1927年の銀座線です。丸の内線でも導入されて1998年まで使用されてました。構造は単純ですが鉄道の安全には欠かせません。2004年に名古屋市営地下鉄東山線で使用を終了したことにより現在日本国内でこのシステムは存在しません。
ホテルに荷物を置いてまた外出。一日はまだ終わらず深夜の地下鉄に乗車してみることにしました。ニューヨーク地下鉄のすごいところはなんと24時間365日ノンストップで運行してること。日本で終夜運転なんてしてるのは年越しくらいで普通深夜は運転してません。時刻は深夜2時前。
そうなると保守工事で問題が出てきます。日本では深夜に行う設備の保守、工事を24時間ノンストップで運転するニューヨークではどうしてるのか。そう思ってると隣のホームにクレーン付きの車両がいました。乗ってた路線は各駅停車と急行が運転されていてこの日は急行の走る線路を閉鎖して工事、各駅停車のみの運転でした。ニューヨーク地下鉄でも夜間どのような運行がなされるか情報は更新をされています。私は高校卒業後に4年ほど鉄道メンテナンスに従事してたので体力的にしんどく眠くなる気持ちが痛いほどわかります!!その当時の記事はこちら↓
とある駅で下車しましたが運行情報を表示するモニターがこんなことに。おそらく暴れてパンチしたのか…。
さらに駅の外に出ると花火が見えた。うれしいこと思ったら道路の中央分離帯から打ち上げてました。独立記念日はもう終わってるのに打ち上げてる本人はまだ独立記念日が終わってないのか(笑)
外に出たのでホテルに戻るため再び地下鉄に、ここのモニターもバキバキでたぶん放置されてるのでしょう。
時刻は2時30分。深夜ではありますがお客さまはたくさん乗っていてハンバーガーをたべてる乗客もいました。私も駅員時代に深夜1時を過ぎて太るとわかっていながら助役さんと夜食食べてました。だって深夜に食べるメシは最高だもん(笑)。
地下鉄車内はごみが散乱していてホームレスが寝ていました。24時間運行の地下鉄は空調が効いてて改札を出るときのチェックがないのでホームレスにとっては快適な環境。東京に比べるとホームレスが多いように感じます。深夜の3時にホテルに戻りすぐに爆睡zzz
3 ニューヨーク周辺を周る
2024.7.5
おはようございます。朝10時に起床してホテルをチェックアウト。この日はニューヨークのブルックリン橋を訪問しました。100年以上の歴史があってニューヨークの街が眺められてニューヨーカーで大賑わい。
Penn Station→Port Jefferson
市内で昼食を食べてからはロングアイランド鉄道に乗車します。運営元は地下鉄と同じくニューヨーク都市交通局です。電車ですが横のサードレールから電気をとる方式なのでよく見ると屋根上はすっきりしてます。
列車は出発してニューヨークの地下鉄、ビルを眺めながら走ります。この路線ではスマホのアプリであらかじめ乗車券を購入して車掌さんに見せました。なお時間がなかった場合は車内で車掌さんからきっぷを買うこともできますが事前に買う場合と比べて5ドル以上の差があります。日本も海外も事前に買う場合がお得ですし何よりクレカ決済が使用できてスマホだけで鉄道に乗れるんです。
途中駅で乗り換えてニューヨーク州でありながら豊かな自然を進みます。終点に近づくと見えてくる家はみんな庭にプール付き!!
終点のPort Jefferson駅に到着しました。2階建ての車両で家族連れのかたや自分みたいな一人旅もいました。
近くからフェリーが出てるので20分以上歩いて海の近くまで歩きます。その近くにあったアイスクリーム屋でラズベリーのアイスをパクリ。気温が30度超えだったので体にうれしかった!
Port Jefferson→Bridgeport
港でわずかな英語を使ってなんとかチケットを購入。運賃は23ドル(3772円)。外国のフェリーに乗るのは初めてですが船に乗るとわくわくするのは日本と同じ。
16時45分に船は出航。Port Jeffersonは港が美しく日本でいう神奈川の湘南のような雰囲気がありました。フェリーの乗客はそこそこいましたが外の甲板に多くの方がいました。
この船は売店もありほとんどの方が利用してました。ハンバーガー、ホットドックなどたくさんある中私はポテトとミネラルウォーターを選び10.8ドル。ここでもクレジットカードが使えますが現金が少しあったので10ドル札を2枚出したところなんと10ドル札1枚でおまけしてくれました!!
甲板にでて食事しましたが最高です。フェリーで外の空気を吸って海を渡るのは日本と同じく気持ちがいいですしアメリカはみんな外に出たがって会話していい雰囲気。
フェリーで過ごしていると陸地が見えました。Bridgeport駅でコネチカット州に属します。この駅からメトロノース鉄道が接続します。他にもアメリカの特急列車「アムトラック」も見えます。
今回は券売機で乗車券を購入。改札はなく乗車券は車掌さんが確認後回収されました。車掌さんをみると日本の鉄道員と同じく制帽をかぶっていました。世界の鉄道、バスでは多くのところで制帽は存在しないですし国によっては制服すらないです。
ニューヨークのグランドセントラル駅に到着。この駅は1871年に開業して44面のホーム、67線の線路があり東京駅を超えるスケールでその東京駅とは姉妹駅協定も結ばれてます。駅舎のコンコースは大きく開放感があります。ホームは全て地下にあり空間は少し狭め。
Grand Central-42 St→Sutphin Blvd-Archer Av-JFK Airport
グランドセントラル駅には21時前に到着してすぐに地下鉄で空港に向かいました。もう少しニューヨークの街を味わってもよかったですが楽しんだのでもう大丈夫。地下鉄車内ではブエノスアイレスと同じく飴を売っている少年がいました。ブエノスアイレスとニューヨークの街を見ましたが生活のために必死で頑張る方が多かったです。日本とは違ってストリートミュージシャンも多くいて西洋は周りを気にしない方が多いなということも感じました。次の記事では日本への帰国に関して投稿します。本日もブログをご覧くださりありがとうございます。
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