ニューヨークから日本へ帰国、14時間もあっという間に感じるエコノミー

ニューヨーク滞在記はこちら

前回のニューヨーク編の記事をご覧くださりありがとうございます。今回はニューヨークからの帰国編をお送りします。いよいよ長かった旅が終わります…。

2024.7.5

エアトレインで空港に到着してその足で保安検査場に向かいます。保安検査の際には靴を脱ぐよう言われました。ブエノスアイレスで搭乗前の飲み物没収もそうですがローカルルールがそこそこあって私もわかんないです…。

夕食はまだ食べてなかったので空港内の Greenwich Loungeで食事。航空会社のラウンジは肉がハム、ソーセージなどがよくある中でチキンがあることに驚きました。さらに海老や野菜もあったのでジャンキーな食事ばっかりだった私にとってうれしかったです。Greenwich(グリニッジ)という名前はアメリカのコネチカット州の街から来てます。

2024.7.6

ジョン・F・ケネディ国際空港(1:40)→羽田空港(4:45) JAL003便

空港で日付が変わって搭乗開始。機体はJAL国際線で初めて導入されたエアバス社製のA350-1000。エコノミークラスも今回使ったエミレーツ航空、アメリカン航空の飛行機より広め。

モニターも最新鋭できれいです。この路線を予約したのは2月ごろで当初はボーイングの飛行機が使われる予定でしたがその後に座席変更のメールが来たことでエアバス社製の飛行機になったことを知りました。

フライトマップを見てみるとニューヨークから羽田はアラスカ州、カニ漁のベーリング海など北極海に近いところを通ってます。

離陸後1時間ほどでお休み前のスナックが来ました。サンドイッチとお米の入ったプリンをいただいて後は食べたくなった時のためにとっておいておやすみなさい…。

トイレに行くとCAさんが書いたメッセージカード。日本語を見るとこれだけで安心しますし日本に帰ってきた気分になります!トイレも最新鋭なのでとても綺麗。

離陸して4時間以上経ちますが外はこんなに明るくなってます。しかし機内は暗いので夜モードになってます。

モニターをいじっているとメッカポインターという機能を見つけました。もしかするとイスラム教の乗客がお祈りする際にメッカの方向が分かりやすいように表示されてるのかもしれません。この機能を見たのはもちろん初めて。

2024.7.7

離陸から10時間以上、初めて日付変更線を跨いで7月7日となりました。朝食が提供されて鮭のごはんを選びました。味噌汁、そばもあって日本人の私としては嬉しい内容。メニューを聞かれたときに英語でやり取りしましたが自然と「salmon please」と出てきました。初めて海外へ行くときには外国語に苦戦したのに何か国か行くともう慣れてくるもの、怖くありません。

その後はハーゲンダッツのアイスクリームが出てきて温かい緑茶を一緒に頼みました。アイスはとても固いので機内食のスプーンをお茶に入れてあたためました。

着陸まであと1時間。飛行機は三陸沖の日本海溝上を飛行中。

千葉県をぐるっと一回りしていよいよ着陸態勢。機内モニターでパイロットの気分を味わえますが正直この数字の見方がわかりません(笑)

時刻は4時50分。無事飛行機は着陸しました。入国審査を終えて晴れて日本へ入国を果たしました。今回羽田からドバイ、ブエノスアイレス、ニューヨークときて再び羽田という41000㎞超え、総フライト55時間の工程は疲れました(笑)しかも地球を回っちゃった…。

混雑する東京モノレール、京浜東北線に乗って東京駅で下車しました。そして東京駅から東京メトロ丸の内線に乗車してやってきたのは中野富士見町駅。私としては家に帰りたいですがそれ以上にやりたいことがありました。

ただいま、02系。

ここは丸ノ内線の車両を保守する中野車両基地。私にとって02系は丸ノ内線の主力ですが2019年からの2000系導入によって現在は初期の第一編成が残るのみ、最近はもう走っていません。これは最近YouTubeで知った事実なのですが02系が2000系に置き換わることで廃車が出るので一部ブエノスアイレスに渡って親子で再会…なんて計画がありました。ところが02系にアスベストが含まれてることによって計画は中止されました。

02系が残り1本となった今、この02系の代わりにアルゼンチンに行って親父(営団500系)の姿を収めてそれをこの02系に見せて「親父元気にしてたぞ」と伝えたかったのです。

もっと走りたいよ!!!

正直親の500系が日本、アルゼンチンで合わせて60年以上活躍してるのに子供の02系が1本残して廃車とはなんだか切ないものです…。(廃車のうち2両がフィリピンの大学に譲渡)

おじいちゃんすごかったよ

営団500系の孫、2000系にもアルゼンチンでの雄姿を伝えました。真っ赤な車体には営団500系で使われていたサインウェーブの模様があります。違いとしてはホームドアからでも見やすいよう車両上部にデザインされてること。

その後中野富士見町駅より埼玉の自宅まで帰宅しました。丸ノ内線は車両はきれいですし乗客のマナーも素晴らしい。ブエノスアイレスとニューヨークを旅して感じましたがやはり日本の地下鉄はいいですね。

2024.7.9

この日私は池袋の昭和鉄道高校にいました。私も本当はここに通いたかったのですが学費がバカにならず工業高校に通いました。

お出かけした理由、それは丸ノ内線の500系車両。引退した後多くはブエノスアイレスへと渡りましたが日本国内でもいくつか譲渡されました。もちろんアルゼンチンの仲間たちの姿を見せました。

昼食を食べた後、私は地下鉄博物館に向かいました。この日は東京メトロの一日券を購入してお出かけ。

地下鉄博物館では真っ先にここに向かいました。子供の時から姿は変わりませんがこの車両の中でアルゼンチンで撮影した動画を再生しました。なんだか夢のようです…。

地下鉄博物館では9月1日まで丸ノ内線車両に関する特別展示を開催しており私も見学。当時使われてた部品類や歴史の展示など見ごたえはありました。アルゼンチンに関することも書かれていて私が訪れた駅が写真にありました!

地下鉄博物館内には東京に初めて地下鉄を作った早川徳次の銅像があります。私が今回ニューヨークで見た打子式ATSを1927年に開業した銀座線で導入して安全第一で地下鉄を作りました。この方が欧米の地下鉄を視察した実績があるからこそ今の東京の発展があるのです。天国の早川徳次も東京で活躍してた地下鉄の車両がアルゼンチンに行くとは考えられなかったと思います。

今回の旅はブエノスアイレスとニューヨークを回るというえげつない工程で時差と寒暖差もあったため体が耐えられるかとても心配でした。ブエノスアイレス地下鉄で東京で活躍してた丸ノ内線車両がいたときは感動して日本ではありえない光景に驚きました。ニューヨーク地下鉄は日本の鉄道車両の基礎となった地下鉄で24時間運行やタッチ決済乗車など便利さが段違いであることはすごいと感じました。

次はどこに行くかはわかりませんが今後も日本を含めていろんな場所を見たいです。そして丸ノ内線をはじめとする鉄道がこれからも愛されますように。

長くなりましたが丸ノ内線のために世界一周した自分の記事を読んでくださりありがとうございます。

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この記事を書いた人

埼玉県在住の乗り鉄です。2011年から日本の鉄道完全乗車を目指し、2022年に只見線で達成しました!ほかにも飛行機に乗るようになってJGCを取得、旅の移動は公共交通を利用します。

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