おがさわら丸乗船の記事はこちら
1 東京都最南端の路線バス
2023年3月15日
前回の記事でおがさわら丸に24時間いましたが無事に到着。父島での滞在をお伝えします!
島についてちょうど昼食の時間になったので宿近くの食堂「波食波食」へ。メニューに書いてあるのはなんと
青海亀
そもそもウミガメは保護対象だから食べてはいけないのではと思いましたが店内へ。地元の子連れ家族がいました。
青海亀の煮込みを頼んでみました!!七味をかけるとさらにおいしさが増すそう。
アオウミガメはこりこりとした食感で脂がなんだかおいしい。小笠原では制限はあるものの昔から貴重なたんぱく源として食べられているのです。いくつもの海の生物を食べてきましたが意外とこれはいけます!店内にはほかにも手ごろな定食が豊富なので昼食夕食ともにおすすめです!
波食波食(ぱくぱく)
11:30~13:00 17:30~20:00
定休日 おがさわら丸出港中
TEL. 04998-2-3060
小笠原の街中なので便利!
昼食後は大神山神社を参拝して訪問のあいさつ。ここでは同じ宿の宿泊客と合流して談話。
父島には村営バスが走っていてちょっとした移動に便利。村役場近くの営業所にてバスの一日乗車券を購入。1回乗車は200円なので1日3回以上乗るのであれば一日券がおすすめです!
村役場前のバス停から出てきたバスはコミュニティバスでよく使われる小型のバス。バスにはクジラの絵が描かれてました。
バスに20分乗車してやってきたのは東京都最南端のバス停「小港海岸」。バス停にもかわいらしいクジラ!
海岸の入り口には種子除去装置というものがありました。おがさわら丸乗船時もそうでしたが小笠原特有の生物を守るために靴の底をマットでごしごしこすりました。箱の中にはコロコロがあるので服の上からコロコロして種子や汚れを落とします。ちなみに小笠原は一度もほかの陸地とつながったことがないので特有の生態系があります。
小港海岸はきれいな青。東京都でありながらまるで沖縄のようでした。春なのに海岸では海水浴を楽しむ人たちの姿がありました。
折り返しのバスで次に訪れたのは境浦海岸。ここのバス停のクジラは2匹。
バス停を降りて海岸を見てみると巨大なごみ!?が浮かんでました。いやどう見てもごみにしてはでかすぎる…。
看板がありましたが巨大なごみはじつはもともと濱江丸(ひんこうまる)という船。第二次世界大戦中に魚雷攻撃を受けて座礁しこの地に着きました。昭和の時代はまだ写真のように原型をとどめてましたが令和になってもはや消滅寸前。
戦争の痕跡が見られた境浦海岸にはブランコがあって青い海をのんびりと眺められます。
村役場まで戻って来て前にはいろんな地名が書いてありました。日本最南端の沖ノ鳥島と最東端の南鳥島も小笠原村の所属ですが一般人は行けません。
夕食は併設の居酒屋でいただきます。宿泊は基本素泊まりですが小笠原の事情を考えて今回は2食付きにしました。ごはんはお代わりできます。夕食はつけなくても近くに居酒屋がありますので島の食材が食べられます。
2 レンタサイクルでめぐる
2023年3月16日
おはようございます。朝食は鮭の切り身とハムエッグでした。ここで気づきましたが小笠原は関東地方なので食堂のテレビで流れてる番組は自分の地元埼玉と全く同じ。旅行の時はその地方特有の番組を少し楽しみなんです(笑)
本日はレンタサイクルを借りました。料金は6時間で1500円で長期滞在になればなるほどお得になります。もちろん自転車だけではなくバイクもあり最大で1か月15000円で借りられます(50ccバイク)
小笠原観光有限会社
8:00~18:00
TEL. 04998-2-3311
各種ツアーやウェットスーツ等のレンタルもあり。
小笠原高校の近くを通ってやってきたのは釣浜。シュノーケリングには最適のスポットで海も透き通っています!潮流が速めなので流されないように注意。
釣浜からバスが通ってない東側に上るものの勾配がきつく普通の自転車だった私はダウン。上から眺めると自分の通った道がどれだけすごいのかわかります!
ここは長崎展望台で左側には兄島、小さく見えるのは東島です。小笠原諸島で人が住んでるのは父島と母島だけですが他にも姉島、妹島など兄弟に関係する名前の無人島が点在します。今回は行きませんでしたが南島は1日100人限定で上陸可能です。
自転車で走っていると野生のヤギを発見!離島と言えば野生動物との距離が近いのも魅力。
上り坂の後は下り坂が続いて自転車旅は順調。コペペ海岸に到着して海を眺めながらの昼食をとることにします。昼食は街中の生協で購入したパン。
小笠原神社があったので参拝。近くには無人島開拓の碑があり発見当時は「ぶにんとう」と呼ばれてました。
ぶにんとうと呼ばれた小笠原諸島は欧米系の人にブニンアイランドと呼ばれていつの日かボニンに訛り現在英名はBonin Islands。写真のような小笠原の海はボニンブルーと呼ばれて自分も魅了されてしまいました!
次に訪れたのは小笠原海洋センター。小さな水族館で小笠原周辺の生物を眺められるとともに水槽にいるアカバという魚に歯磨きをさせる体験もできます!
次にやってきた小笠原海洋センターはツアー客がたくさんいて混雑してました。ここではアオウミガメやザトウクジラに関する展示があり入場無料。
水槽内には実物のアオウミガメがいました。70㎝くらいで体重は100㎏越え!ウミガメ以外にもいろんなカメがいてかわいらしく泳いでました。
民宿で少し休んだ後にはウェザーステーション展望台にやってきました。3月はホエールウォッチングのシーズンでもあり周辺ではクジラを双眼鏡で見る人たちでいっぱい。この時点では3回ほどクジラが潮を吹いてる姿が確認できました!
さらに上がると三日月山展望台。おがさわら丸が泊ってる二見港をはじめ父島を眺められる絶景スポット。
夕食はグリルチキンと新鮮なお刺身。おいしすぎて水を飲むのを忘れるほどでした!
父島のメインストリートは飲み屋街を離れると静か。スーパーも早めに営業終了するので明かりはわずかな街灯のみ。
翌日は6時半ごろに朝食をいただいてさらに南の母島へ向かいます。その模様は次の記事で投稿をします。
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